ナイター

【蒲郡競艇場のナイター】競艇予想に役立つ特徴や攻略法を紹介!

ボートレースファンなら一度は足を運びたいと思うほど人気の高い、愛知県蒲郡市にある「蒲郡競艇場」。ナイターレース発祥の地・桐生競艇場に次いで、1999年からナイターレースをスタートさせたボートレース場です。

この記事では、蒲郡競艇場のナイターレース対策として

  • 水面の特徴は?
  • 予想の際に役立つポイントは?
  • ナイターの攻略法は?

について解説していきます!

蒲郡競艇場の水面の特徴は?

蒲郡競艇場は、2007年からすべての開催レースをナイターにし、「100%オールナイター」のキャッチフレーズで話題になりました。そんな蒲郡競艇場の水面の特徴についてご紹介していきます。

水質 干満の差 風の強さ 波の高さ 水面の広さ
汽水 無し 普通 低い 普通
  • 汽水のため水面は穏やか
  • 強風が吹くことは比較的少ない
  • 全国1位の水面の広さを誇る

特徴①:汽水のため水面は穏やか

蒲郡競艇場の水面の水質は、海水と川の水が混ざった「汽水」。地理的には海に面しているものの、埋立地の中にあるので外洋とは接していません。

水門を開けると海水が入ってきますが、水門は水を管理する役割を果たすため潮の満ち引きや波の影響は少ないです。結果、水面は穏やかなことが多いです。

特徴②:強風が吹くことは比較的少ない

蒲郡競艇場は、強風が吹くことは比較的少ない静水面のレース場です。また会場にはスタンドや電光掲示板、防風壁が設置されているため風をさえぎってくれます。

さらに、2014年にオープンした1マーク側の新スタンドや2マーク側の立体駐車場により、風の影響が減ったと言われています。

しかし、強風が吹くとスタンドに風が当たるので、選手はレーススタート時に思い通りに動けなくなります。スタートで攻める展開を予想するときは、風速に注意したいですね。

特徴③:全国1位の水面の広さを誇る

蒲郡競艇場は、全国24ヶ所の競艇場の中でも一番の広さを誇ります!

競艇初期の直線500mレース構想時のモデル場になったため、第1ターンマーク明けのコース幅が156.7mもあります。

さらに、2マークからスタンドまでが66.7mと比較的広いレイアウト。

そのため、選手は1マーク・2マークともに全速で握って攻めることができます。
ゆえに豪快なターンを観ることができるでしょう。

蒲郡競艇場でのナイターレースの予想の際に役立つポイントは?

蒲郡競艇場のナイターレースの予想の際は、

  • ナイターレースでは1コースの1着率が約7割になる
  • スピードレースになりやすい

以上の2つのポイントを覚えておくと良いでしょう。それぞれ解説していきます。

特徴①:ナイターレースでは1コースの1着率が約7割になる

蒲郡競艇場のコース別成績は、全国平均から内枠の有利が少し上回る程度です。コース別成績 (総合)をまとめました。

コース 出走数 勝率 1着率 2連対率 3連対率
1 2452 8.09 57.6 % 75.6 % 83.8 %
2 2450 5.45 13.0 % 38.0 % 56.3 %
3 2446 5.21 11.4 % 32.0 % 52.3 %
4 2449 5.03 10.8 % 28.6 % 50.1 %
5 2446 4.35 5.8 % 19.7 % 39.2 %
6 2419 2.93 1.4 % 6.6 % 19.4 %

(※集計期間: 2018年11月1日 ~ 2019年10月31日、艇国データバンク

上の表から1コースの1着率は、57%超えと比較的高いことが分かりますね。さらに18時以降のナイターレースを見ると、1コースの1着率が69.0%と高くなります。

コース 出走数 勝率 1着率 2連対率 3連対率
1 1097 8.76 69.0 % 85.0 % 91.1 %
2 1097 5.24 8.7 % 37.0 % 54.8 %
3 1090 5.20 9.5 % 31.4 % 53.2 %
4 1094 4.94 8.6 % 27.3 % 50.2 %
5 1091 4.11 3.5 % 15.2 % 36.2 %
6 1072 2.81 0.7 % 4.7 % 15.8 %

(※集計期間: 2018年11月1日 ~ 2019年10月31日、艇国データバンク

よって、蒲郡競艇場では1着を軸に予想を立てると的中しやすいと言えますね。

特徴②:スピードレースになりやすい

蒲郡競艇場のコースは広く、水面が安定しています。そのため、ほぼ全レースがスピード勝負になります。

つまり全速ターンの応酬となり、選手の実力差がはっきりと出ます。加えてスピード勝負のため、モーターの性能の差も予想時は重要になります。

ちなみにモーター入れ替え時期は5月なので、データの定まっていない7月頃までは波乱が置きやすく展示タイムが重要となります。

蒲郡競艇場でのナイターレースの攻略法は?

では、蒲郡競艇場でのナイターレースで予想する際の攻略方法をご紹介します。

  • 夏は昼と夜で選手の調子の良さが変わる
  • 「まくり」「まくり差し」にも注目しておく

攻略法①:夏は昼と夜で選手の調子の良さが変わる

蒲郡競艇場は、夏場になると第1〜6レースが開かれる昼間と第7〜12レースが開かれる夜間で選手の調子の良さが変わってきます。

これは夏場の競艇場では昼間に風が吹いても、夜間の時間帯になるとほぼ収まるため。

風対策で昼間に1走目のモーター調整をし、夜間で2走目をする選手は、モーター調整をその都度変えるのでスタート感覚が鈍りやすいです。

一方、夜間の時間帯に2回走る選手は、モーター調整とスタートタイミングも合いやすいです。

選手の調子の差は、この昼間と夜間の時間帯に行うモーター調整から生じるもの。イン逃げが強いコースとはいえ、標高が低くモーターの回転も上がりやすいので、機力の差がレース結果に直結します。

さらに、昼と夜では大時計や景色(空・照明)が異なります。たとえ実力のある選手でも、夜間のスタートは失敗しやすいので、予想の際は注意しましょう。

攻略法②:「まくり」「まくり差し」にも注目しておく

蒲郡競艇場では、イン逃げ」が決まりやすいです。

選手は、ナイター対策でモーターを出足型に仕上げてきます。そのためインコースからの逃げが強く、外側が効くイメージはあまり無くなります。

しかし、「まくり」や「まくり差し」が決まる確率は高くなっています。

逃げ まくり 差し まくり差し 抜き 恵まれ
1コース 95.7% 0.0% 0.0% 0.0% 4.0% 0.2%
2コース 0.0% 26.9% 62.8% 0.0% 8.9% 1.2%
3コース 0.0% 42.4% 10.6% 33.3% 13.6% 0.0%
4コース 0.0% 61.9% 4.2% 21.1% 9.8% 2.8%
5コース 0.0% 12.5% 2.5% 70.0% 12.5% 2.5%
6コース 0.0% 16.6% 16.6% 50.0% 16.6% 0.0%

(※集計期間: 2018年8月1日 ~ 2019年10月31日、BOAT RACE

実際、コース別の決まり手を見てみると、1コースの「逃げ」が95.7%も決まっています。

一方で、3、4コースでは「まくり」が、5、6コースでは「まくり差し」が高いことが分かります。まくり差しは水面が広いほど決まりやすいので、比較的高い数値になっていますね。

予想の際は、各レースでイン逃げの信頼度をチェックしておきましょう!

まとめ:蒲郡競艇場は選手の実力や機力の差が出やすい

今回は、蒲郡競艇場のナイターレースに関して解説しました。

〜蒲郡競艇場のナイターレースまとめ〜

  • 全国1位の水面の広さを誇る
  • 広くて水面が安定しているためほぼ全レースがスピード勝負
  • 18時以降の1コースの勝率がアップ
  • 夏は昼と夜で選手の調子の差が激しい
  • 「まくり」「まくり差し」にも注目しておく

水面の特徴から、スピード勝負になりやすい蒲郡競艇場。そのため、選手の実力やモーターの機力がそのままレースの勝敗を分けることもあります。

予想の際は、イン逃げができる選手や2〜5コースの「まくり」「まくり差し」に注目しましょう!

蒲郡競艇場でナイターレースを予想する際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。