ナイター

【桐生競艇場のナイター】競艇予想に役立つ特徴や攻略法を紹介!

群馬県みどり市にあり、日本のボートレース場の中でも最北部に位置する「桐生競艇場」。ボートレース初のナイター競走を開始し、現在は通年ナイター開催になっています。

この記事では、桐生競艇場のナイターレースに関し

  • 水面の特徴は?
  • 予想の際に役立つポイントは?
  • ナイターレースの攻略法は?

などを解説していきます!

桐生競艇場の水面の特徴は?

桐生競艇場は、全24カ所の中で最も新しくできた競艇場。そんな桐生競艇場の水面の特徴についてご紹介していきます。

水質 干満の差 風の強さ 波の高さ 水面の広さ
淡水 無し 普通 普通 普通
  • 貯水池の阿左美沼を利用したプール型
  • ピットから2マークまでの距離が比較的長い

特徴①:貯水池の阿左美沼を利用したプール型

桐生競艇場の競走水面は沼で、水質は淡水になっています。貯水池の阿左美沼を利用したプール型なので、流れや水位の変化はありません。

しかし淡水は硬い水質なので、機力が成績に反映されやすい水面になっています。

つまり、モーターの出力が弱ければ、思ったようにスピードを出せない可能性がありますね。

また、浮力がないので、体重による影響を受けやすいのも特徴です。体重が軽いレーサーや女性レーサーが有利になりやすいでしょう。

特徴②:ピットから2マークまでの距離が比較的長い

水面の広さは全国平均並みですが、ピットから2マークまでの距離が165m。これは、全国3位の長さに設定されています。

スタート時のピット離れが良好ですと、より内側のコースを取ることが可能になってきます。つまり、ピット離れの良し悪しがレース結果に大きく左右してきますね。

ナイターレースの予想に役立つ特徴は?:2つの特徴を押さえよう!

ナイターレースの予想の際は、

  • ナイターレースでは1コースの1着率が高くなる
  • 標高が高いのでモーターのパワーが弱まる

以上の2つの特徴を覚えておくと良いでしょう。それぞれ解説していきます。

特徴①:ナイターレースでは1コースの1着率が高くなる

桐生競艇場と全24場のコース別成績の比較順位をご紹介します。

コース 1着率 2着率 3着率
1コース 17位 6位 4位
2コース 15位 12位 16位
3コース 10位 16位 7位
4コース 8位 15位 21位
5コース 2位 3位 5位
6コース 10位 14v 17位

(※集計期間:2018年1月~2018年12月31日)

以上のことから、1コースの1着率はやや低いですが、他コースの成績は平均程度を誇っていると分かります。

1コースが不利になりやすい桐生競艇場ですが、18時以降のナイターレースで見ると、1コースの1着率が61.0 %と高くなります。

コース 出走数 勝率 1着率 2連対率 3連対率
1 1191 8.22 61.0 % 77.1 % 84.9 %
2 1189 5.62 11.5 % 41.1 % 59.9 %
3 1188 5.17 11.2 % 30.3 % 53.1 %
4 1190 4.84 8.5 % 26.5 % 46.2 %
5 1190 4.21 6.8 % 19.0 % 37.3 %
6 1174 2.99 1.0 % 6.3 % 19.5 %

これはナイター特有の距離感が掴みにくく、外側のコースが不利になる特性が影響しています。

18時以降は、1コースの1着率に注目しておきましょう!

特徴②:標高が高いのでモーターパワーが弱まるが風の影響で出力が強まる

桐生競艇場は、全ボートレース場の中で最北部、標高124mに位置しています。標高が高いので、モーターのパワーが弱まりやすくなっています。

しかし、赤城おろしの偏西風が吹く冬から春は、追い風になります。そして、モーターエンジンの特性から気温が低くなると、エンジン空気中の体積の変化によって出力が強まる傾向に。

結果、春夏秋冬、1年を通して、1コース1着率はほぼ同一になっています。

桐生競艇場でのナイターレースの攻略法は?

では、実際に桐生競艇場でのナイターレースで予想する際の攻略方法をご紹介していきます!

  • 季節によって有利不利が変わることを抑える
  • 機力のあるモーターが有利

攻略法①:季節によって有利不利が変わることを押さえる

桐生競艇場は、風などの影響を受けて季節によって有利不利が変わることを押さえておきましょう。

季節 時期 傾向
「赤城おろし」で強い追い風が吹く時期 2・3コースの1着率が上昇
一年を通して最も風が穏やかな時期 気温で出足が鈍り、ダッシュ優位
風は冬に向けて徐々に追い風 昼夜の気温差が大きい時期
追い風傾向 季節風が強まり、安定板の装着も見られる
12月にモーター交換

桐生競艇場は、夏は比較的穏やかな水面をしていますが、冬の予想は特に注意が必要です。

なぜなら、冬から春にかけて「からっ風」「赤城おろし」などの強い風が吹き荒れる日が多いため。つまり、冬場の水面は非常に荒れやすくなっています。

そのため、コースを熟知した地元勢の選手が有利になりやすいと言えますね。

季節別コース別入着率を下の表にまとめているので、予想の際の参考にしてください。

季節 コース 1着 2着 3着
1 51.3 16.6 9.9
2 13.8 25.9 17.1
3 11.9 22.3 20.8
4 13.9 17.9 20.5
5 7.3 12.3 20.5
6 2.1 5.7 12.0
季節 コース 1着 2着 3着
1 52.7 14.1 10.2
2 11.5 27.5 19.3
3 12.9 22.6 22.7
4 12.5 18.0 19.3
5 9.6 12.7 18.2
6 1.6 5.9 11.4
季節 コース 1着 2着 3着
1 51.6 19.1 11.2
2 14.6 24.2 18.8
3 12.8 20.9 19.0
4 10.5 17.9 19.6
5 8.5 13.5 18.3
6 2.6 5.3 14.0
季節 コース 1着 2着 3着
1 52.6 18.9 10.0
2 16.4 28.9 16.2
3 14.1 18.5 21.5
4 10.1 19.9 21.1
5 5.9 10.3 17.5
6 1.7 4.2 14.6

攻略法②:機力のあるモーターが有利

桐生競艇場では、機力のあるモーターが有利になる傾向が強いです。

先ほどもお伝えした通り、桐生競艇場は、水質が淡水で、標高が高いためモーターの性能が出しにくい特徴があります。

この結果、モーターの機力差が出やすく、機力の高いモーターが有利なるレース展開になりやすいです。

また、体重が軽いレーサーほど、バックストレッチでの伸びが良くなります。予想する際は、周回展示や出走表などでモーターの調子やレーサーの体重を調べておくと、予想が的中しやすくなりますよ。

ちなみに、桐生競艇場のモーター交換時期は12月です。12月よりも以前であれば、データはかなり重要度が高いですが、1〜2月であれば、まだデータも定まっていませんので要注意ですよ。

まとめ:桐生競艇場は1コースの勝率がアップするが気候に左右されがち

今回は、桐生競艇場のナイターレースに関して、特徴から予想のコツを解説してきました。

〜桐生競艇場のナイターレースまとめ〜

  • 18時以降の1コースの勝率がアップする
  • 季節によってレース結果が変わる
  • ピット離れの良し悪しがレース結果に大きく左右する
  • 1コース1着率は1年を通してほぼ同じ
  • 標高が高いのでモーターのパワーが弱まる

18時以降の1コースの勝率がアップしますが、気候に左右されやすい桐生競艇場。予想の際は、1年を通して不安定な気温の変化やコースの癖、エンジンの性質まで読み解くことが勝敗を分けそうです。

桐生競艇場でナイターレースを予想する際は、ぜひ参考にして的中率を上げてくださいね!