ナイター

【住之江競艇場のナイター】競艇予想に役立つ特徴や攻略法を紹介!

1956年の創設以来の長い間、高い入場者数と売上げを誇る人気レース場「住之江競艇場」。2006年よりナイター開催を始め、2019年のグランプリは初のナイター開催となります。

そこで今回は

  • 水面の特徴は?
  • 予想の際に役立つポイントは?
  • ナイターの攻略法は?

など、住之江競艇場のナイター予想のポイントについて解説していきます!

住之江競艇場の水面の特徴は?

近畿圏では唯一のナイター開催を実施する大阪府大阪市住之江区の住之江競艇場。ここでは、水面の特徴についてご紹介します。

水質 干満の差 風の強さ 波の高さ 水面の広さ
淡水 無し 弱い 低い 狭い
  • 水質は淡水で硬い水質
  • 1年を通じて無風の時が3割以上
  • センターポールからの振り幅はわずか6m

特徴①:水質は淡水で硬い水質

住之江競艇場の競争水面はプールになっており、工業用水とスタンドに降る雨水を利用した淡水が使われています。

工業用水は不純物が少なく、他の淡水を使う競艇場と比べても特に硬いと言われています。結果、モーターの差が出やすくなり、干満差がないので乗りやすい水面になりやすい特徴があります。

スタートやゴールの際に水面中央にある噴水が出るのも特徴的です。

特徴②:1年を通じて無風の時が3割以上

住之江競艇場は、1年を通じて無風の時が3割を超えるため、比較的穏やかな水面をたもっています。

  • 夏→向かい風
  • 秋・冬→追い風が多い

と風の影響を受ける日もありますが、横風発表の日は年間で1日あるかないかです。

東西の風は、競艇場に設置されたスタンドと対岸の大型映像装置がさえぎってくれます。

特徴③:センターポールからの振り幅はわずか6m

住之江競艇場の水面図を見ると、センターポールからの振り幅がわずか6mと小さいことが分かります。

しかし、ピットから2マークまでの距離は120mと長いので、インの選手が直線を走ってターンができます。結果、インコースを走る艇が強くなりますね。

また、コンクリートの護岸で囲まれた長方形の競争水面なので、引き波が消えづらいコースです。

住之江競艇場のナイターレースの予想の際に役立つポイントは?

住之江競艇場でのナイターレースの予想の際は、

  • ナイターレースでは1コースの1着率が60%を超える
  • 夏場のレース序盤はモーターパワーが出づらい
  • 冬場は引き波と風で2マークは荒れる水面に

以上の3つのポイントを押さえましょう。それぞれ解説していきます。

特徴①:ナイターレースでは1コースの1着率が60%を超える

住之江競艇場は、インコースが他競艇場と比較すると強い傾向にあります。

コース 出走数 勝率 1着率 2連対率 3連対率
1 2204 8.11 58.7 % 75.3 % 83.7 %
2 2202 5.69 15.2 % 41.2 % 59.9 %
3 2200 5.35 11.0 % 34.0 % 55.7 %
4 2198 4.89 9.1 % 27.0 % 48.4 %
5 2194 4.03 4.8 % 16.3 % 33.3 %
6 2186 2.97 1.1 % 6.6 % 20.1 %

(※集計期間:2018年11月1日 ~ 2019年10月31日、艇国データバンク

1コースの1着率は58.7 %と高いですが、18時以降のナイターレースを見ると、1コースの1着率が64.2%とさらに高くなります。

コース 出走数 勝率 1着率 2連対率 3連対率
1 891 8.49 64.2 % 80.4 % 88.8 %
2 888 5.64 12.6 % 40.2 % 60.5 %
3 889 5.22 10.1 % 32.6 % 53.3 %
4 889 4.66 7.5 % 25.8 % 45.4 %
5 889 3.93 4.2 % 14.8 % 31.7 %
6 877 3.11 1.4 % 6.7 % 21.3 %

(※集計期間:2018年11月1日 ~ 2019年10月31日、艇国データバンク

住之江競艇場をホームプールとする大阪支部所属のレーサーは総勢100名を超えます。 また、SG覇者6名、うちSGグランプリ覇者が3人在籍しているので地元選手が出ているレースは見応え抜群ですね。

特徴②:夏場のレース序盤はモーターパワーが出づらい

住之江競艇場は、通年ナイターレース開催。そして、夏場は気温差でレース展開が変化することを押さえましょう。

レース序盤の昼間は、気温が上がることでモーターパワーが出にくい状況が多々発生します。

一方、ナイターの時間は気温が下がるので、モーターの回転数が昼間よりも上がりやすくなります。よって出足が良くなり、「イン逃げ」が決まりやすくなります。

周回展示でモーターの調子が判別できるので、スタート展示と周回展示は艇の動きや足回りの良さをチェックしておきましょう。

特徴③:冬場は引き波と風で2マークは荒れる水面に

住之江競艇場は無風時が多いですが、冬場は追い風の日が多くなります。コースが狭いので、スタンドに当たった強風が2マーク付近に吹き下ろされることもしばしば。

引き波と風が原因で、2マークは荒れる水面になりやすいですね。

そのため、選手のモーター調整力が予想の鍵を握ります。実際住之江競艇場では、伸び足よりも出足やまわり足を重視したセッティングを選ぶ選手が多くなっていますよ。

住之江競艇場でのナイターレースの攻略法は?

では実際に、住之江競艇場でのナイターレースで予想する際の攻略方法をご紹介していきます。

  • コースが狭いため逆転劇も見られる
  • 「まくり」「まくり差し」にも注目しておく

攻略法①:コースが狭いため逆転劇も見られる

コースが狭く、スタート時の波が跳ね返って1週目の2マークでぶつかることが多い住之江競艇場。2マークに引き波が残ることもあるので、荒れたレース展開になりやすく逆転も起こりやすいです。

競艇場がコンクリート護岸に囲まれていることに加え、設置された消波装置と護岸までの距離も短いので波が消えにくくなっています。

予想の際は、出走表や直前情報をしっかり確認しておきましょう!

硬い水質の引き波を乗り越えるにはモーターのパワーが必要なので、機力があるエンジンを選手が抽選で引いているかも併せてチェックしておくとさらに良いですよ。

攻略法②:「まくり」「まくり差し」にも注目しておく

インコースが強いとデータに出ている住之江競艇場。

しかし、助走距離を十分にとっているダッシュコースからのまくり」やまくり差し」が決まる確率も高くなっています。

逃げ まくり 差し まくり差し 抜き 恵まれ
1コース 94.0% 0.0% 0.0% 0.0% 5.6% 0.2%
2コース 0.0% 23.7% 67.0% 0.0% 9.2% 0.0%
3コース 0.0% 50.0% 8.6% 30.4% 6.5% 4.3%
4コース 0.0% 38.4% 9.6% 36.5% 15.3% 0.0%
5コース 0.0% 17.1% 5.7% 57.1% 17.1% 2.8%
6コース 0.0% 10.0% 10.0% 40.0% 40.0% 0.0%

(※集計期間: 2018年8月1日 ~ 2019年10月31日、BOAT RACE

実際、コース別の決まり手を見ると、1コースの「逃げ」は94.0%も決まっています。

一方、3、4コースは「まくり」、5、6コースは「まくり差し」が高いことが分かります。

さらに「抜き」は平均以上に発生しているので、競り合って着を取る選手にも注目しましょう。

まとめ:住之江競艇場はインコースが強いので予想がしやすい

住之江競艇場のナイターレースに関して解説してきました。

〜住之江競艇場のナイターレースまとめ〜

  • 18時以降の1コースの勝率がアップ
  • 季節によって決まり手が変化しやすい
  • コースが狭いため逆転劇も見られる
  • 「まくり」「まくり差し」にも注目しておく

通年ナイターでレースが行われ、第1ターンマークの振り幅が小さいなどの特徴がある住之江競艇場。結果、インコースが強い競艇場なので予想がしやすくなっています。

しかし、引き波によって2マークから逆転が起こることもあります。予想の際は、出走表や直前情報を確認しておきましょう。

住之江競艇場のナイターレースを予想する際は、ぜひ参考にしてみてくださいね!